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京都で活動する演劇団体『空降る飴玉社』のブログ

役者インタビュー ~雨宮と銀野~

こんばんは!
空降る飴玉社 制作部です。


なんだかんだ、残暑が厳しい日々が続いております…。

ですが本日は空降る飴玉社、元気に人間座で公演準備をしておりました!
本番まであと少し、お祭が始まるような感覚で、筆者はとてもワクワクしています。


さて、そんなホットな現場から、ブログをお届けします。


役者インタビュー第三弾 です!


『レターツリー』に参加している役者さんの二人ずつでペアを組み、制作部が間に立ちインタビュー形式でお話を聞くというものです。


前回の記事はこちら↓
http://sky-candydrop.hatenablog.com/entry/2016/09/14/210009




本日まで制作部の企画に付き合っていただきまして、誠にありがとうございました!
トリを飾るのは西尾友希さん(以下:西)と内藤一馬(以下:内)さん、さらに演出の加藤さん(以下:加)も交えての豪華なキャストです。


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①お互いの第一印象
②飴玉社参加のきっかけ
③お互いのキャラクターについて

の三つの質問に、お二人が一体どう答えてくれるのか…お楽しみください!(`・ω・´)



———それでは始めていこうと思います!
内・西 お願いしまーす。

———まず、お互いの第一印象は?
内   年下、かな?って感じです。
———実際は同期なんですよね?
内   同い年です。
西   同期ですね~。
———西尾さんはどうでしょう?
西   パーリーピーポー(笑)。
———ちょっと分かる気が。雰囲気がリア充っぽいですね(笑)。
内   そうかなぁ……(笑)?

———今の印象はどうでしょう?
内   えっと、西尾さんが羨ましいな、って。
———羨ましい、ですか?
内   稽古が始まって1か月ぐらいたった時に役者間で話し合いがあったんですよね。その時に、『命を懸けて演劇をやっている』って言ってたんですよ。それがすごく羨ましいなって。そういう熱意みたいなのが、今のぼくにはあまりなくて。どうしても数をこなすと薄れてくるっていうか……
———慣れてしまった、みたいな?
内   そうですねぇ…。西尾さんはどうでしょう?
西   スーパー・パーリーピーポー(笑)。
———進化した!
内   スーパーついちゃった(笑)。
西   (笑)や、でもすごい顔が広いですよね。
———ああ、京都学生演劇祭にも参加されてましたもんね。
西   青少年センターなんかの稽古場でも『ちょっと挨拶してきます!』って、知り合いが多いんだなぁって。さすがパーリーピーポー(笑)。
内   いや、長くやってるだけですよ。
———(笑)いえいえ、それもちゃんとした財産ですよ。




今まで参加していたのが熱量芝居だったので、その点では新鮮ですね。むしろ会話劇は好きです。(西尾)


———では次に行きますね。参加の決め手はなんでしょう?
内   僕、実は今公演を最後に演劇と距離を取ろうと思っているんですよ。というのも、演劇だけじゃなくてもっと生きたいように生きようって。それで、遠方の親戚のところまでヒッチハイクで旅しようと思っているんです!限界を感じてきたっていうか、演劇だけじゃだめだな、って。それで、最後に音響と演出補佐で京都学生演劇祭のユニット(=雪のビ熱)への参加のお話しを頂いてたんですよ。それから、周りの人から『役者やらないの?』って言われて。それで探していたら、って感じです。
———Twitterでの役者募集を見た、ということですね。
内   それも、もとは雪のビ熱の子から『内藤さんこういうのがあるよ!』って教えてもらったんです。
———なるほど、ちょうど話が舞い込んできたわけですね。

———では、西尾さんは?
西   えっと、私は今年の五月に二本舞台に立ったんですけど、一つがアトリエ劇研のあごうさとしさんの作品で、もう一つがVOGAのSocial Walkで石清水八幡宮だったんですよ。演劇漬けの毎日っていうか、VOGAがロングランでちょっと疲れちゃったんですよね(笑)。十ステもあったんで…。
———十ステ!?
西   はい。それで、少し休憩しようかなって。私は一年前に初めて演劇の世界に足を踏み入れて、それから休むことなくやり続けてきたので、小休止を挟んでもいいんじゃないかって考えていたんですよ。でも、VOGAが終演したときに『もっと上手くなりたい!』って思っちゃって、キャストの募集情報を探してたら見つけたって感じです。
———おお~!
西   台本を見せて頂いて、すごく好みの内容だったんですよ。お話とか雰囲気とか。だから加藤さんにお会いしてお話を聞こう、って。まさか銀野役になるとは思ってなかったですけどね(笑)!
———どの役だと思っていました?
西   年齢が同じなので、楓役かな、とは思っていました。もしくは透です。加藤さんが私の初舞台を観てくださっていて、その時の役というか演技からするとこの二つかな、って思っていたらまさかの銀野でした(笑)。
———まさかの大人の女性役でしたね。
西   はい。ずっと若い役をやっていたんですけど年齢が上の役でもできるんだな、って。
加   演出の経験も主役もあるんだったら、脇役もできるようになったらすごく成長するだろうなって思っての配置なんだよね。
———確かに。そうなったら死角なし、って感じですね。
加   うん。脇役ができるようになったら、主役ももっと上手くなるだろうし。だから他のカンパニーでの経験とは違う財産をあげたいと思って。やったことのない役柄っていうだけで利点だろうし、これからも演劇を続けるなら、脇役でも活躍できるっていうのは強みになると思うから。
———西尾さんのスキルアップを狙ってでしょうか?
加   スキルアップというか、彼女自身とは違うタイプの人物とかをやらせたら面白くなるだろうな、と。あとは周りを引っ張っていく力のある役者は、逆に周りについていく力もあるだろうから、これまでとは違う切り口で動かしてみようと思ったね。

———お二人は今回のような作品は初めてですか?
西   私は、会話劇自体は初めてではないんですけど、今まで参加していたのが熱量芝居だったので、その点では新鮮ですね。むしろ会話劇は好きです。
内   この物語って、サクセスストーリーっていうか一人の人間の成長を描いたお話だと思うんですけど、そういうのは初めてですね。これまでは松尾スズキとか、ケラリーノ・サンドロヴィッチとか、あとは大阪のエンタメ系だったのでとにかく身体を重要視するっていうか。
———身体表現に重きを置いた演出が多かったってことですか?
内   そうですね。絶叫とか、表情とか、身体の動きとかばっかりやってきたんですよ。それで、一つ前の作品がようやくエンタメ寄りの会話劇でしたね。だから、今回は久々にちゃんと台詞言ったなぁって感じがします(笑)。
———そうなると今作はかなりしっとりとした感じで新鮮なのではないでしょうか?
内   はい。台詞が多くても海賊みたいな荒くれものだったりしたんで。
———テンションの高い役が多かったんですね(笑)。
内   それで、そうじゃない役もやってみたいな、って。クレバーな役をやったことがなかったんですよ。
西   クレバー…。
———クレバー(笑)。では、お二人とも今回初めて挑戦する役どころになりますね。
内   そうですね。
西   頑張ります!




チェスに例えるなら僕が三手先まで読んでいるのに対して、雨宮は十手先まで読んでいるんです。(内藤)



———では最後の質問です。それぞれの役について、聞かせてください。
内   雨宮は、すごく傲慢な言い方なんですけど、もし自分がとても頭の良い人間だったらあんな感じなのかな、って思います。加藤さんと雨宮について喋っていたんですけど、彼は計算高いというか、真意を隠すような部分がものすごく自分と似通ってるな、と。
———根っこの部分は似てるんですね。
内   でも、チェスに例えるなら僕が三手先まで読んでいるのに対して、雨宮は十手先まで読んでいるんですよ!そういうところで彼に追いつかないといけないな、って思ってます。彼の賢さを理解できるぐらいに自分が賢くならないとダメですね。
———とっても深いお話ありがとうございます。内藤さん、語彙力ありますね。
内   僕、一応ラッパーなんで(笑)。
西   ラッパー!?
内   地元でちょっと…。
———内藤さん、キャラ濃いですね…(笑)!

———では、西尾さんはどうですか。
西   銀野は女傑!って感じです(笑)。
一同  ああ~!
西   世が世なら戦国大名になりそうな強さとか人情味があって、私が目指す人物像ですね。
内   上杉謙信っぽいよね(笑)。
西   それわかる(笑)!やっぱり、才能があるから人がついていくと思うんですよ。挫折もするとは思うけど、それすら糧にして前へ進んでいくような気がして。そういう力強さを備えていて、私の憧れですね。
———全部自分の経験にしてしまうようなタイプですよね。
西尾  はい。そういう人になりたいな、って。だから疑似体験できてよかったなって思います。
———西尾さんは銀野のようになれそうですか?
内   (笑)
西   いやぁ、私は違うタイプの女傑になりたいです(笑)。こういう強いタイプじゃなくて、ちゃらんぽらんっていうか、うまいことやっていくタイプがいいなぁ。
———世渡り上手なタイプかぁ、確かに憧れますね~。


———以上でインタビューは終了です。お疲れのところありがとうございました!
内   いえいえ!
西   ありがとうございました!





内藤さんと西尾さんは、今回のお芝居で初顔合わせの役者さんです。
稽古場では各々の思う最善で熱量のある演技をされていて、今回のインタビューで、今までの経験が二人の勢いを裏付けしているのだと知りました。

これまでの役柄とはガラッと雰囲気の変わった新鮮なキャラクターを、たくましい二人がどう演じるのか。間違いなく見物です!




空降る飴玉社
レターツリーが紡ぐ時を、待ち侘びて
脚本・演出 加藤美由


日時
2016年 9月17日(土) 13:30〜/18:30〜
18日(日) 13:30〜/18:30〜
※開場は開演の30分前です。

会場
人間座スタジオ



【ご予約受付中!】
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=9a537674e5


【メールでも受け付けております。】
skycandydrop@gmail.com宛に【件名】レターツリー【本文】お名前、ふりがな、ご希望の公演日と時間、チケット枚数、返信用アドレスを記載の上ご連絡くださいませ。


本番まであと2日!ご予約お待ちしております!(*^^)v




内藤さんと西尾さんを見ていると、私も役者やってみたいなぁ…と触発される筆者なのでした。


2016.9.15 制作部 りそな